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電圧上昇表示の原因判明
デジタル電圧計(PM-129E)で負荷がかかるとデジタル電圧計の表示が上昇する原因が分かりました。
定電圧電源回路の構成によるものでした。

定電圧電源とデジタル電圧計の接続は上記のようにしていました。
(1) 負荷がかかるとR1(0.2Ω),R2(0.22Ω)の抵抗のため電圧降下が発生します。
(2) 電圧降下によりAとBに電位差が0.022Vほど生まれます。
(3) その電位差の影響なのか、デジタル電圧計内部の基準電圧がBを基準に約0.1V上昇しました。
(4) 基準電圧がずれたことで電圧の表示が狂いました。
腑に落ちないのは、デジタル電圧計内部でマイナス極は繋がっているにも関わらずAとBで電圧差が生じる事です。
これについては、理由が分かりません。
試しにデジタル電圧計の電源を別電源から供給したところ、負荷がかかっても電圧の表示が上昇しなくなりました。
逆にR1,R2による電圧降下で電圧が下がりました。
テスターで計ってもデジタル電圧計と同じ電圧を示すので問題無しです。
以前にデジタル電圧計の電源を別電源から供給したときは電圧の表示が上昇したと思ったのですが、勘違いだったようです。
この対策で元々のスイッチング電源をデジタル電圧計用にして、定電圧電源の電源を別に用意しました。
定電圧電源回路の構成によるものでした。

定電圧電源とデジタル電圧計の接続は上記のようにしていました。
(1) 負荷がかかるとR1(0.2Ω),R2(0.22Ω)の抵抗のため電圧降下が発生します。
(2) 電圧降下によりAとBに電位差が0.022Vほど生まれます。
(3) その電位差の影響なのか、デジタル電圧計内部の基準電圧がBを基準に約0.1V上昇しました。
(4) 基準電圧がずれたことで電圧の表示が狂いました。
腑に落ちないのは、デジタル電圧計内部でマイナス極は繋がっているにも関わらずAとBで電圧差が生じる事です。
これについては、理由が分かりません。
試しにデジタル電圧計の電源を別電源から供給したところ、負荷がかかっても電圧の表示が上昇しなくなりました。
逆にR1,R2による電圧降下で電圧が下がりました。
テスターで計ってもデジタル電圧計と同じ電圧を示すので問題無しです。
以前にデジタル電圧計の電源を別電源から供給したときは電圧の表示が上昇したと思ったのですが、勘違いだったようです。
この対策で元々のスイッチング電源をデジタル電圧計用にして、定電圧電源の電源を別に用意しました。
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Comments
No title
Re: No title
私もデジタル電圧計のマイナス極の結線が気になったのですが、テスターで導通チェックすると導通しますし、以下の写真からパータンを見ても測定部と電源部のマイナス極は繋がっているんですよ。
http://nixie.blog123.fc2.com/blog-entry-39.html
http://nixie.blog123.fc2.com/blog-entry-39.html
No title
なるほど、たしかに。
そうなると.... 電圧差が生じるほどの電流が流れていた?
ほんとに、直してよかったですね。
そうなると.... 電圧差が生じるほどの電流が流れていた?
ほんとに、直してよかったですね。
No title
GNDがループ状になっていてそこに抵抗を挟んで電流を流しているのですから、電源が別になっているテスターで見ると電位差が見えるのは当然ではないでしょうか。
元の回路構成で上手く行かなかった原因はキルヒホッフの法則あたりで説明がつきそうな気がします。
元の回路構成で上手く行かなかった原因はキルヒホッフの法則あたりで説明がつきそうな気がします。
Re: No title
コメントありがとうございます。
なるほど、参考に致します。
なるほど、参考に致します。
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ところで、AとBで電圧差が生じる→実はマイナス極は繋がっていない ということになりませんか?
同じシリーズの別のデジタル電圧計ですが、説明に マイナス電圧を測定するために、マイナス極は 200 mVにしています ... というような説明がありました。